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靴作家になるための1日《僕と自家製靴店》

30歳を過ぎ靴作りを学び、靴作家として仕事を作っていけるのか!? ノンフィクションでお届けします (笑)

あなたの買った靴、手抜きされてませんか!?

アトリエ 革に関すること 靴の知識 靴の価値観 制作過程 ブーツ

 

おはようございます

ノンフィクション靴作家の松尾です。

 

今日はこちらから〜

さて、これは何でしょうか??

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何に使うのかというと、、、

 

こちらの靴のかかと箇所の補強パーツに使います。

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小さなパーツなので革包丁だと切り抜くのが大変。。

うまくいったり、いかなかったり。。

 

というわけで答えは「抜き型」でした^^

今はネットで大概のものがオーダーできる時代なので本当に助かります!

 

早速くり抜いて見ると〜

ほら、この通り^^

めっちゃ便利ですね!

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そんな便利な時代でもあるのですが、靴づくりは本当に原始的な方法で作ってます。

ミシンや革スキ機などは使いますが基本は手で行う作業が多いんです。

学生時代には教室が停電になったことがありましたが、誰一人作業に影響しなかったってことも(笑)

 

そのぐらい原始的なことしてます(笑)

時代に逆らってますよね〜><

 

例えば靴の中に入っている芯。

これはかかとに入れるカウンター芯です。

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芯に限らず中底などの素材も靴によってマチマチなのですが、安い靴なんかだと紙でできたものを使ってたり。。

 

靴って見えない部分でいくらでも手抜きができるんですね。

だから安い靴だとそういう素材を選ぶことで材料費を浮かせたりしてます。

僕自身も気に入っていた靴をずっと履いていたら、かかとから紙の芯が出てきて、ボロボロになり履けなくなった経験があります。

多分みなさんもありますよね?

 

それに足ってすごく汗を掻くので、紙や合皮または化繊素材などは汗の吸収をしないケースが多い。

だから芯にも革を使いたいわけなんです!

 

というわけでカウンター芯は牛の床革を使ってます。

かかとの大きさに合わせ切り抜き、画像のように周囲を革包丁で削ぎ落としていきます。

こうすることで足に馴染み、靴になった時に段差がでないようにするわけです。

特にかかとは足をホールドする大切な箇所、ある程度しっかりしている方が足にとっては良いはずなんです。

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芯ができたら水につけ、

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絞るとこんな感じです。

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それを靴の中に挟み、水溶性ボンドで固定していきます。

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そしてつり込んでいくと靴になるわけなんですね^^

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何で手作りの靴ってそんなに高いの?

って思う方もたくさんいらっしゃるかと思います。

 

元々靴は他の製品に比べ原価率(材料費)がすごく高い製品です。

材料にこだわればこだわるほどさらに材料費も高くなるし、先ほどのように外観からは見えないところの仕事がたくさん詰まっているのでそれなりの値段になるわけです。

 

それでもできる限り安く提供できるよう頭をフル回転させ工夫はしてます(笑)

僕に限らず自身で靴づくりをされている方は、いい加減なものは作りたくないはずです。

きちんと素材を選定し、原始的な作業を積み重ね、お客さんのことを考えよい靴を作りたいと常に思ってます。

 

”いい加減” はダメだけど、お客さんのことを思い”良い加減” を考える事は大切ってことです。

 

 

このショートブーツも外観だけではわかりませんがそういった点に気を遣い作っていってます。

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これから本底と中底を縫いにかけるわけですが、革に薄く切り込みを入れ、縫い糸が切れない工夫をしてみたり。

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良い工夫をすると外観からは見えなくなったり、わかりづらくなったりする。。

わかりづらいけど、手作りの靴には作り手の愛情が詰まってますよと!

何となく手作りの靴の良さ、わかっていただけましたでしょうか?(笑)

 

伝えることが難しい靴の世界。

少しでも知っていただいたり、履いてみたいなとか興味を持ってもらえたら嬉しいなと思ってます〜^^

 

 

《僕と自家製靴店》ホームページはこちらをクリック!

お問い合わせよりご連絡いただければ、アトリエ見学もできますので^^

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小さな、まるで秘密基地のような場所にお店はあります。

ぜひ探しにきてみてくださいね!