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靴作家になるための1日《僕と自家製靴店》

30歳を過ぎ靴作りを学び、靴作家として仕事を作っていけるのか!? ノンフィクションでお届けします (笑)

オーダーメイドの靴の価値って?

靴の価値観 制作過程 お客さん靴

 

先日ある本を読んでおりました。

16年ほど前に出版されたある工業デザイナーの方の本です。

その中にこのような文章がありました。

 

一般的な「工業製品」は買った時が一番価値があり、使っていくに連れ価値が低下し愛着も薄れてしまう。逆に「工芸品」は時が経つに連れ愛着が増し、価値観も増し、感動が持続する。

工芸品は、使い手に対してきめ細かな心配りがなされる。

注文主の意を汲んで「あなただけのもの」「あなたの心に沿ったもの」を形に表している。

あなただけのもの、つまり「ジャストフォーユー」という性格がモノに与えられている。

その心配りが使い手に感動を起こさせ、それを大事にしたいという気持ちをわかせる。

そのような製品を作ることが「工芸化」の意味である。

作り手と使い手がモノによって心を結び合うことだと言っても良い。

それはモノに心を込めることによって可能になる。

 

本の一部を抜粋させていただきました。

 

僕自身靴作りをしていて世の中にあるたくさんの靴との違いは何なのか、本質を言葉にできていなかったわけですが、この文章を読みまさにこれだ!と気づかされました。

 

この文章でいう「工芸品」は、まさしく「オーダー靴」にも当てはまります。

 

お客さんの足に合わせるため、採寸をもとに木型を作る。

その木型からパターン(型紙)をおこし、仮靴を作る。

仮靴をお客さんに履いていただき足に合うか確認。

問題なければお客さんと素材や仕様の最終確認。

そして本製作、気持ちを込めて作る。

 

こんな感じでオーダー靴を作っています^^

 

 

ここ数年、欲しいモノが本当になくなりました。

たぶん僕だけじゃないと思います。

情報があふれ、同じような商品があふれ、何か買う気になれなかったりします。

 

それなのに靴作家になったわけです。

モノが売れない時代にあえて靴を売る!

自分で考えてもよくやるなあ、、と思う時があります(笑)

 

でも何となくこんなことは思ってました。

靴作りを知ってもらうことや、実際に見てもらうことは文化を残すことになる。

手作りで作られた靴には、既製品とはどこか違う味わいがあり愛着が出てくる。

 

実は靴は工業製品にあたります。

でも僕が作りたいと思っている靴は工芸品の感覚に近いんだと思いました。

 

文化を残す、伝えるという点においても工業製品より工芸品の感覚です。

 

もしかすると靴作家というメディアを作りたいのかもしれませんね。

 

オーダー靴。

目には見えないけど、お客さんにはきっとその価値が伝わっているはずです。

 

時が経つほど、愛着が増し、価値観も増し、感動が持続する。

そんなオーダー靴作っていきたいですね^^

 

 

《僕と自家製靴店》HPはこちらです。よかったらご覧ください^^

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