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靴作家になるための1日《僕と自家製靴店》

30歳を過ぎ靴作りを学び、靴作家として仕事を作っていけるのか!? ノンフィクションでお届けします (笑)

価値観は人それぞれで、どれも正しい。

制作過程 外羽根001 靴の価値観

 

あっという間の一週間でした。

今週は学校に他校から見学者の方や、某新聞社の記者が取材のためいらっしゃっていました。

 

今通っている学校は、手縫い靴の伝統技術の継承を目的に設立されました。

よく僕たちがつくっている手縫い靴って、お店で売っている靴との違いや利点は何?なんかを聞かれることが多い。

 

一言で違いや利点を話せるようなものじゃないけれど、例えばオーダー靴であれば一人一人の足にあった靴を木型からつくるので、足に障害のある方(外反母趾など)にとっては価値は判りやすいものだと思う。

 

でも足に不自由のない人にとっては、わざわざ高級なオーダーの手縫い靴には手を出さないと思う。(靴好きの人は別としてね)

 

靴は歴史があるものなので、長い歴史の中で機械化が進み、スニーカーの普及、靴づくりの接着剤の進化などがあり、今僕たちが作っている手縫い靴の存在意義が薄れてきていると思っています。

住む国の文化(考え方)や、足場の素材によっても向き不向きも出てきます。

実際に靴を作っている人に聞いても明確な答えを話せる人は少ないと思います。

 

じゃあなんでそこまでして靴づくりを学ぶ人がいるのか?

 

これも理由は人それぞれだと思うのですが、僕の場合は昔から靴や革が好きだったこと。

(学生の頃は野球をやっていたので、グローブ(革)は使いながら自分の型に育てていく感覚がありました。)

また前職は子供靴の営業職をし、靴づくりの面白さと難しさを実感したこと。

そして靴づくりを通して企画をカタチにしていきたいと思ったことが、今勉強している理由なんだと思う。

 

企画というのはこのブログもそうだし、「自分の仕事をつくる」こと自体に興味があるんだと思う。

 

さっき見た、ほぼ日刊イトイ新聞の今日のダーリンの記事でも、共感する事が書いていたので紹介します。

雑巾を例えに。

一針一針手縫いした雑巾、電動ミシンでざざっと縫った雑巾、どこかで買ってきた雑巾。

同じ雑巾でも価値観はそれぞれで、どの考え方も正しく成立されている。

別々の価値観が重なり合っているのが「現在」。

たいていのことは「よろこび」の交換なんだと糸井さんは話しています。

 

全くこの通りで今の日本はモノが溢れて余っている時代。

同じ靴でも価値観は人それぞれで、どれも正しい。

ただその価値観をうまく伝えている個人の靴職人・作家さんが少ないのが現状だと思っています。

 

履き心地の良さなどのディティール面を磨くことはもちろん大切なんですが、やっぱり選んでもらえる価値観をカタチにし伝えることが、自分自身もこれからの課題だと思っています。

 

話は長くなりましたがそういうことを考えていた一週間でした。

 

 

さて少しだけ今週の進み具合を。

外羽根はこんな感じで靴の形になってきました^^

1枚目の写真はつま先に先芯を入れ込むところですね。

あとは3枚目の写真は、シャンクという金属板のようなものを靴底にはり、地面に接する一番下のソールを貼るのみです。(ここからがかなり大変なんですが。。。あっ、今回もマッケイ製法という作り方でいきます。)

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その他は練習がてら2足目の外羽根、内羽根のアッパーを作っています。

外羽根はこんな感じです〜

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内羽根はデザイン線を書き裁断し組み立て中です。

今回はメダリオンという柄(丸い孔の柄が沢山ある靴です)を入れます。

つま先の顔はこんな感じで行こうかな。。なんか顔っぽいな 笑

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そんな一週間でした。

風邪流行ってるみたいなんで、気をつけましょうー。